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アンティークや薔薇モチーフの小物がぎゅっと詰まった代官山「マチルド・イン・ザ・ギャレット」は、女の子だったら必ず一度は訪れてみたいお店。オーナーの酒井しょうこさんは、カリスマスタイリスト時代から今に至るまで、女の子の気持ちをずっと代弁してくれています。その心の中をひとつひとつ大事な言葉で伝えてくれる連載です。

多くのファンを持つアンティークショップ
「マチルド・イン・ザ・ギャレット」オーナー。
スタイリストを経て、結婚、渡英、そして帰国後に
ショップオープン、と次々に夢を実現。
また、元スタッフの多くが各方面で活躍している。
一人娘の酒井景都さんは、モデルや
Made in COLKINIKHAのデザイナーとして活躍中。

イギリスでの生活のなかで、私ははっきりとお店を作りたいという思いが、そして「マチルド」のイメージが膨らんでいきました。
1年間の渡英から帰国後再び1年間、スタイリストをしながら家の引っ越し、ショップオープンに向けての物件探しなど、さまざまな準備を始めました。
帰国後、いったんは以前住んでいた広尾に戻りました。が、東京の騒音が気になるようになって、日本でもイギリスのような静かな環境に住みたい、と思うようになりました。
娘、景都も環境の変化からか病気になり、入院してしまいました。景都が入院している間に少しでもイギリスに近い環境をと探し、やっと見つけたのが横浜山手の洋館でした。
引っ越しを終えると、マチルドオープン用の商品を買い付けに1人でイギリへス行きました。
1984年の秋になっていました。ハムステッドの郵便局から、最後の荷物を送り出しました。
初めてのショップ「マチルド・イン・ザ・ギャレット」のオープンに並べる商品たちでした。
「マチルド・イン・ザ・ギャレット」は、代官山の小高い丘にあります。
大通りに面した教会の脇道を代官山に向かって上がると、左手にベージュピンクの壁が見えてきます。手すりの向こうの扉越しにほのかなあかりが灯り、ビクトリアンレースのカーテンをちらっと見ることができます。
1985年12月1日の代官山に私たちのアンティークのお店がオープンしました。
それが「マチルド・イン・ザ・ギャレット」でした。
スージークーパーの「ウェディングリングシリーズ」に魅せられていた私は、その大好きなベージュピンクの色のペンキを作ってもらい、お店の外観に塗りました。
その後リニューアルごとに、壁を塗り替えましたが、次に臙脂(えんじ)色にし、今(2008年6月現在)はまたベージュピンクへと塗り直しています。
もうお分かりかと思いますが、これはすべてスージークーパーの「ウェディングリングシリーズ」のカラーなんですね。
次回は、もうひとつ、マチルドのイメージをつくる大きなきっかけとなったものの登場です。

自宅近くの、横浜グランドホテルにて

(1985年12月1日の)マチルド・イン・ザ・ギャレット、オープン前日、お手伝いに駆けつけてくれた、大森ようこさんと

横浜山手の自宅で、ウェディングリングシリーズでクリスマスの食卓を(ディスプレイ)

リニューアル時も壁の色は「ウェディングリングシリーズ」のカラーで塗装


