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酒井しょうこの木もれ陽だより「マチルドの丘から」アンティークに魅せられて #10

アンティークや薔薇モチーフの小物がぎゅっと詰まった代官山「マチルド・イン・ザ・ギャレット」は、女の子だったら必ず一度は訪れてみたいお店。オーナーの酒井しょうこさんは、カリスマスタイリスト時代から今に至るまで、女の子の気持ちをずっと代弁してくれています。その心の中をひとつひとつ大事な言葉で伝えてくれる連載です。

酒井しょうこ

多くのファンを持つアンティークショップ
マチルド・イン・ザ・ギャレット」オーナー。
スタイリストを経て、結婚、渡英、そして帰国後に
ショップオープン、と次々に夢を実現。
また、元スタッフの多くが各方面で活躍している。
一人娘の酒井景都さんは、モデルや
Made in COLKINIKHAのデザイナーとして活躍中。

「奇跡的なプレゼント」

友人達に支えられ、決心した様に、年内に無事に待望のお店のオープンすることが出来ました。1985年12月1日でした。
この日、またもや奇跡が起こりました。

お洋服を着せるスタンを、友人の家で借りてからマチルドに行く予定で家を出て車に乗り込もうとしていたところです。駐車場の脇の粗大ゴミ置き場に、何とアンティーク風なスタンが捨ててあるではないですか!!その時は、正に神を見た思いがしました。神様はマチルドのオープンを祝福して下さったに違いないと思いました。今、思い出しても感謝の気持ちが込み上げ、涙の出る出来事です。

そして、ドキドキのオープン初日、最初に売れたものは今でも鮮明に覚えています。20代の可愛らしい女性2人組の方でした。ゴブラン織りの小さな箱をお買い上げ下さったのです。初めてのお買い上げなのですよ!と会話を交わしたことも懐かしく思い出されます。

その後もマチルドは順調にスタートを切ることが出来ました。当時オリーブという雑誌があったのですが、オリーブのスタイリストだった大森仔佑子さんや、上田幸代さんらがオリーブでマチルドを取り上げてくれたのです。雑貨屋さんもまだ余りない頃でしたし、時代の波にも合っていたのかもしれません。雑誌片手にオリーブ少女達が、沢山訪れてくれました。ゴールデンウィークなどは、地方からいらっしゃる方も多く、レジには行列が出来るほどでした。

マチルドはこうして、沢山の友人に支えられ、そして、奇跡的なプレゼントも与えられ幸いなスタートを切る事ができたのです。いつも、すべてに感謝です。

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リトルプレス「レタァ」写真

雑誌「Olive」に憧れた女性たちが発行するリトルプレス。

お買いもの小径へ

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