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酒井しょうこの木もれ陽だより「マチルドの丘から」アンティークに魅せられて #13

アンティークや薔薇モチーフの小物がぎゅっと詰まった代官山「マチルド・イン・ザ・ギャレット」は、女の子だったら必ず一度は訪れてみたいお店。オーナーの酒井しょうこさんは、カリスマスタイリスト時代から今に至るまで、女の子の気持ちをずっと代弁してくれています。その心の中をひとつひとつ大事な言葉で伝えてくれる連載です。

酒井しょうこ

多くのファンを持つアンティークショップ
マチルド・イン・ザ・ギャレット」オーナー。
スタイリストを経て、結婚、渡英、そして帰国後に
ショップオープン、と次々に夢を実現。
また、元スタッフの多くが各方面で活躍している。
一人娘の酒井景都さんは、モデルや
Made in COLKINIKHAのデザイナーとして活躍中。

「わたしの財産・マチルドのスタッフたち」

大橋さんと同時期頃だったでしょうか。現在は刺繍家、イラストレーターとして活躍している笹尾多恵さんとの出会いも大きな出来事です。当時、イラストの専門学校に通いながら、マチルドの近くの雑貨屋さんでアルバイトをしていた、笹尾さんはマチルドがオープンしてすぐの頃、『毎日来てすみません!』と言って、お客さんとして、頻繁に足を運んでくれていました。

そんなある日、彼女はバイオリンのケースに薔薇のお花を手描きした物をバッグとして持っていました。声を掛けてみると、自分で描いたとのこと。当初から、マチルドでは手描きの商品を扱っていたので、笹尾さんにお仕事を依頼することに。そして、他の作品も見せて貰うと、美しいパステルカラーの刺繍の作品もありました。

マチルドでは刺繍の商品も作っていたので、それがご縁で笹尾さんもスカウトし、企画スタッフになってもらったのです。私と一緒に、数々のデザインをし、商品化をしましたが、最初の頃は苦労も多かった様です。私の要求を理解することが、難しかったそうなのです。

しかし、ある時彼女は、イギリスへの留学を決意しました。王立の刺繍の学校へ行く決意です。私は勇気ある決断を応援しました。帰国後も戻って来てくれ、足掛け10年位マチルドに勤務してくれたでしょうか。帰国後は、私の要求をより理解してくれる様になり、繊細で優しい笹尾さんならではの世界も広がったことと思います。

今や、ヴィクトリアン刺繍の第一人者と言えるのではないでしょうか。お教室の生徒さんは、キャンセル待ちと聞いています。笹尾さんの努力と才能が開花し、成功されたことを、親の様な気持ちで、心から嬉しく誇りに思っています。

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笹尾さん、大橋さん、しょうこさん写真

笹尾さん(左)、大橋さん(右)と

セーラーカラーのブラウス写真

薔薇のエアログラム

お買いもの小径へ

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