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mina perhonen

大橋利枝子の木もれ陽だより おしゃれを探そう! vol.21 今回のお相手は mina perhonen プレス 森祐子さんです

人気スタイリストとして活躍するかたわら、刺繍などの手芸を愛する
大橋利枝子さんは、ふんわりとした優しい佇まいが印象的な方。
でも一旦おしゃべりをはじめると、すこーんと明るく朗らかな
トークが繰り広げられます。
そんな大橋さんとおしゃれを探しに、ショップやブランド、
メーカーのプロたちのところへお出掛け!
とびきりのかわいいものを知る大橋さんのアイテムセレクト術と、
おしゃれプロとのハッピートークをお楽しみください!

大橋利枝子(おおはしりえこ)

スタイリスト。スタイリストの仕事で撮影小道具を製作したのがきっかけで、手芸の仕事をはじめ、簡単に作れる作品を雑誌や書籍で発表している。著書に「スモッキング刺しゅうの本」(マーブルトロン刊)、「週末の針仕事」(雄鶏社刊)、「手芸の本裁縫・編み物・刺繍」(六曜社刊)。近刊に「ずっと好きなもの」(地球丸刊)。

いつまでも、わくわくしながら着続けたい ミナ ペルホネンの服

今回の対談相手は、あこがれブランド「ミナ ペルホネン」プレス・森祐子さん。対談が行われたプレスルームには、今季のコレクションがずらり。「見ているだけでも楽しい」という大橋さんの言葉通り、いつまでも見続けてしまいそうな、贅沢な空間でした。女性に愛されるミナ ペルホネンの世界を4回にわたってお届けします!

スタイリングを見る

ミナ ペルホネン

時の経過によって色褪せることのない服を目指し、オリジナルの図案によるファブリックを作るところから服作りを進める。国内外の生地産地と連携し、素材開発や技術開発にも精力的に取り組む。ブランド名は、デザイナーがスカンジナビアへの旅を重ねる中で、そのライフスタイルやカルチャーに共鳴するというフィンランドの言葉から取った。「mina」は「私」、「perhonen」は「ちょうちょ」を意味する言葉。蝶の美しい羽のような図案を軽やかに作っていきたいという願いを込めている。ブランドロゴは、「私(四角)の中のさまざまな個性(粒の集合)」を表す。蝶の種類が数え切れないほどあるように、デザイナーの生み出すデザインもまた、増え続ける。
【白金台店】東京都港区白金台5-18-17 3階 TEL:03-5420-3766
OPEN 12:00-CLOSE 20:00 月曜定休日(※祝日の場合は営業)

今回のおしゃれプロ

'moon river' ニットカーディガン 4万8300円
'bouncy' スカート 4万7250円
ほかは本人私物

―ミナ ペルホネンの春夏コレクションについてお聞かせください。

森さん 今期は「青空に満天の星」というコンセプトで展開しています。星は夜に眺めるものですが、その存在は昼の青い空にもあるはずで。
そういう、確かに存在はするけれども簡単には見えないものに気付いていくことが大切だな、という思いが私たちにはあります。

今回は、「空」をテーマにそれを表現しました。
淡い夜明けのような色や、夕暮れ時の一部を切り取ったような色など、空の様々な表情が見えるコレクションになっています。それぞれにストーリーが隠れているのですが、言葉で感じていただかなくても、着た時に心のうちがふっと広がるような、想像できる服であったらいいな、と私たちは考えています。

―シーズンテーマがいつも先にあるのでしょうか?

森さん デザイナーは皆川一人ではないので、デザインを進めていく時に、例えば「空」というような一つのキーテーマを設けて、そこを出発点にしておのおのが想像を広げられるようにしています。

―今回はそれが“青空に満天の星”なんですね。大橋さんはミナ ペルホネンのどのようなところに惹かれますか?

大橋さん 毎回、わくわくするような柄や見たこともない柄が出ている、そういう新鮮なところが好きです。

森さん ありがとうございます。生地からデザインするブランドなので、洋服に仕立てるまでに様々な可能性があります。

例えば生地の表裏。織物工場の方が表だと思っていた方を裏にしていたり。どちらが表になってもおかしくない織り生地は多いんです。

スタイリングでご紹介した“ミセス・クラウド”という柄も生地の裏がとてもきれい。
織りあがってきた生地を見て、こちらを表にということを話し合うこともあります。生地からデザインしている醍醐味はそういうところにも表れますね。
どういう風に生地を活かしていくか、というのをデザインしながら考えていけるという。

―フォルムでの今季の特徴はありますか?

森さん 今季はこの形、とフォルムを決めきらない自由さを持っていますが、全体的にはやわらかく優しいシルエットに仕上がっています。
直線的なシルエットはなく、どこかコクーンのようなまるみがありますね。

大橋さんはどう思いますか?ミナの洋服はどんどん変わっていると思いますか?

大橋さん はい。どんどん変わっていると思います。

森さん 例えばどんなところでしょう?

大橋さん 展示会に見に行かせてもらうと、意外なものが必ずあります。
ミナ ペルホネンの“イメージ”というのが、みんなそれぞれにあると思うんですが、でもそれとは全然違うものを毎回打ち出しているというか。
もちろんみんなが好きなミナ ペルホネンのイメージのものもあるんだけれど、そこから急に、ちょっと変化というのじゃなく、ぐーっと変わる、みたいなものが必ず入ってくるというのが、すごいと思います。

さっきスタッフの方が着ていた、濃い縞々の…

森さん 「クレヨニスト」ですね。

大橋さん あの柄を見たときも新鮮だなあと思いました。ビビットな色の組み合わせで、モダンっていうのかな。
イメージするものと全く違うものをポーンと出しているように思えるんだけども、コーディネートされるとミナ ペルホネンになっちゃう。他にあまりそういうブランドってないと思います。

本当に毎回新鮮で、今まで見たことない!というものが必ずあります。
これだけコアなファンの方たちがいるのに、もっと離れたところから発信しているというか。“ミナジャンキー”という言葉があると聞いたのですが(笑)でもほんとに、そういう言葉がぴったりくるくらい、すごく入り込んじゃう熱烈なファンの方がいっぱいいらして。

でもその中にいてワイワイしているわけじゃない、もっとこんなものもあるんだよって教えてくれるので、みんなますますのめり込んじゃうんじゃないかなって思います。

森さん 代表の皆川へのインタビューなどでインスピレーションソースは?と聞かれることも多いのですが、具体的なものは一切なくて、皆川は“社会と自然に起こること”だと常に答えています。
日常に流れる時間の中で、自分を取り巻くさまざまなことを自分の中でコラージュして出てくるものがデザインなので、社会的なメッセージが込められていても、洋服になるとロマンチックなものだったりして。

ブランドのベースには、ふと心が湧き上がるというか、高揚感が生まれる服を作りたいという考えがあるので。

―社会と結びつけて考えたことはなかったです。

森さん 根底にあるものは、必ずしも着てくださる方に伝えるべきだと考えているわけではないのです。
大橋さんのように新しいものをたくさんご覧になっているなかで、ミナ ペルホネンのことをどんどん変わっていると言ってくださって、かつ、いつも惹きつけられるものを、と言ってくださるのは嬉しいなと思います。

自分たちとしては、このシーズンはこれなんです、というような打ち出し方ではなく、いつ出すものも、ずっと皆様に愛着を持って着続けてもらいたい、という気持ちがまずあります。それを新しいと感じて下さるというのはありがたいことだなと思います。
だから、これからもそういう風に見ていただけると嬉しいです。

―次回更新に続きます!

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