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もう一つ、フランキンセンス+ハウスの根底に流れるもの、それは家の名前でもある『フランキンセンス』です。
フランキンセンスとは、ソマリアなどの乾燥した地域に育つカンラン科の植物の名前で、この樹脂を水蒸気蒸留したものがフランキンセンスのエッシェンシャルオイルです。その効能は、ストレスや緊張を和らげ心に平和をもたらします。孤独感や寂しさを癒す効果もあり、肺を浄化し深い呼吸を促すとも言われています。
古くから、この香木や香り高い樹脂を焚いて立ち上る煙は、人々の願いを神に届けるとされ、宗教儀式にも用いられ最も神聖な香りとされて来ました。聖書にも良く登場し、現在でもカトリック教会では、焚かれ続かれています。
イエス・キリスト誕生の際、東方の三賢者が、ミルラを人の証として、黄金を王の証として、フランキンセンスは神の証として贈られたとされています。それが現在のクリスマスプレゼントの起源とされているそうです。
この香りを深く吸い込むことで、雑念を払い意識をコントロール出来る事から、瞑想の助けに用いられてきたという歴史も持ちます。また、世俗の関心を越え、インスピレーションを高める働きがあるそうです。
私は 幼い頃から教会で嗅いでいたこの香りが全室に立ちこめていたら何て素敵だろう!と、ある日思い立ちました。そこで、家の名前を『フランキンセンス+ハウス』にしようと決めたのです。清浄な街アシジのような空間になれるのではないか、と。そして、アロマポットを廊下やトイレに至るまで全室に付けれるようにと、図面にもコンセントプラグを配置しました。アロマポットに数滴フランキンセンスのエッシェンシャルオイルを垂らせば、そこは聖なる空間となるのです。家の空気も浄化され、心も身体も癒されるのです。
『フランキンセンス』香る『フランキンセンス+ハウス』に、私はいつしか思いを馳せるのでした。その聖なる香りに憧れを抱きながら。。。



多くのファンを持つアンティークショップ 「マチルド・イン・ザ・ギャレット」オーナー。スタイリストを経て、結婚、渡英、そして帰国後にショップオープン、と次々に夢を実現。2008年秋に新ブランド「フランキンセンス」を立ち上げる。一人娘の酒井景都さんは、モデルやMade in COLKINIKHAのデザイナーとして活躍中。




