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2007年12月7日、ついに家の引き渡し日を迎えることが出来ました。そして10日には、神聖な儀式が行われました。入居前にフランキンセンス+ハウスを神父様に祝別して頂いたのです。
大切なこの日に娘の景都も駆けつけてくれ、久しぶりに家族3人が集まり厳かにその儀式は執り行われました。1階の玄関、主寝室、バスルーム、倉庫、階段、2階のリビング、寝室、キッチン、そしてベランダに至るまで。
まだ、家具も何も置かれていないガラーンとした室内は、神父様が焚いて下さるフランキンセンスの煙に満たされ、祝別された聖水にも清められ、家全体が聖なる空間になって行くのを感じました。最後には皆で『家族の祈り』を唱えました。
そして、いよいよ待ちに待った引っ越しの日、その日は晴天に恵まれました。引っ越し屋さんの2トン車から、スタッフの男性が手際良く段ボールをハウスに詰め込んでくれます。家具の運搬はありませんでしたし、あっと言う間に運搬作業は終わりました。大きな物でヴィクトリアンの家から運んだ物は、ヴィクトリアンスタイルのチェック&スピーク社のバスタブだけでした。これは、塗装屋さんに外側のペンキをチョコレート色に塗装し直してもらい、再利用することにしたのです。
とにかく、寝ることだけは出来るようにと、ベッド2体とお布団はその日の夕方届くよう手配しておきましたが、まだガスも来ておらずお風呂に入ることすら出来なかったことを、思い出します。
暖房もまだ付かなかったその日でしたが、待望のフランキンセンス+ハウスで眠ることが出来ることを、どれだけ神に感謝したことでしょう。宝石をちりばめた様な夜景、夜空の星、月の美しさに心奪われながら初めての夜を迎えることが出来たのです。
6年という歳月、ここまでの道程は長く険しいものでしたが、成し遂げることの出来た喜びは何にも代え難いもので、私は達成感と共に至福感に満たされたのでした。



多くのファンを持つアンティークショップ 「マチルド・イン・ザ・ギャレット」オーナー。スタイリストを経て、結婚、渡英、そして帰国後にショップオープン、と次々に夢を実現。2008年秋に新ブランド「フランキンセンス」を立ち上げる。一人娘の酒井景都さんは、モデルやMade in COLKINIKHAのデザイナーとして活躍中。




