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玄関の古いドアを始め、数々のフランキンセンス+ハウスのドアは、教会から頂いたもの。新築の家なのに、最初から落ち着いた雰囲気が持てたのは、このドア達のお陰かもしれません。
ハウスの設計図を書いていたある日、私はどうしても玄関には、教会のアンティークのドアを使いたいと思い立ちました。そして設計事務所の方に、イギリスから教会のドアを取り寄せて頂けないかとファックスした2日後、信じられない出来事が起こったのです。
私はクリスマスまでに教会の籍を移そうと、久しぶりに以前所属していた教会に手続き上必要な書類を受け取りに行きました。そしてごミサに預かった後、流れたアナウンスに耳を疑いました。『教会を取り壊すので、明日バザーを行います。』とのことなのです!! 私は驚きました。何ということが起こったのだろうと。ということは、この教会のドアをハウスに譲って頂けるのではないか?と。
帰宅後、主人にその話をしたところ、『マチルドのオープンの日、友人宅にボディを借りに行こうとしていた矢先に目の前にボディが落ちていた様に、今回もドアが手に入るといいね』と言いました。次の日、期待に胸を膨らませながら、でもまさか、とも思いながら主人と教会のバザーに行ってみました。新築予定の家のドアに、教会のドアを譲って頂けないか、と係の方におそるおそる打ち明けたところ、神父様にもご相談下さり、難なく譲って頂けることになったのです! またまた信じられない奇跡が起こったのです。神様は、マチルドのオープンもボディの奇跡で祝福して下さいましたが、今回のフランキンセンス+ハウスも、この様な奇跡によって祝福して下さったのです! またしても、信じられない奇跡!という気持ちと、感激の余り心に込み上げる押さえられない喜びの気持ちに満たされ、又も神を見た思いがしたのでした。
玄関のドアには、信徒会館のドアを調度良いサイズにカットしてはめ込みました。ノブも鍵もそのままのアンティークな真鍮のものです。無数の信者さん達が、50年という歳月の間、入れ替わり立ち代わり開け閉めしてきたドア。教会や修道院のイメージで建てたフランキンセンス+ハウスは上辺のイメージだけでなく、このドア達のお陰で本当の聖なる家となれた気がしたのでした。



多くのファンを持つアンティークショップ 「マチルド・イン・ザ・ギャレット」オーナー。スタイリストを経て、結婚、渡英、そして帰国後にショップオープン、と次々に夢を実現。2008年秋に新ブランド「フランキンセンス」を立ち上げる。一人娘の酒井景都さんは、モデルやMade in COLKINIKHAのデザイナーとして活躍中。




