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ヴィクトリアンの家では、女性的な優しい色調の部屋を表現しましたが、簡素でシンプルなフランキンセンス+ハウスは、どちらかというと男性的な家だと思います。私の中では、26年前に生んだ長女・景都は女性、23年前に出来たマチルドも女性、そして2007年12月に完成したフランキンセンスは初の男の子を生んだ、という気持ちなのです(笑)。ですから、主人もきっと居心地が良いのではないかと思うのです。
7.5畳程の主人の部屋は、寝室と書斎を兼ねています。クローゼットをくぐり、ストライプ状の曇りガラスが美しい教会のドアを開けて入ります。そのドアは、司祭館のキッチンで使われていたものでした。クローゼット側は、茶色のままを残しニスを塗り、裏の部屋側は、壁の色と同じペンキで仕上げることにしました。そうすることによって、壁面が膨張して見え、広く感じることが出来ます。
デスクは窓の前に置いてあげたいと思いました。チェリーの無垢材で、引き出しを3つ付け、図面を引きました。真ん中の引き出しは、少し大きめにし、ノートパソコンが入る深さと奥行きも確保しました。両サイドの引き出しには細々としたものが入ります。デスクの右には、同素材のオリジナルブックシェルフを置きました。上には、シェーカーボックスやアンティークのバッグなどを置きます。本を並べ、中心部分には、ドロワーバスケットを。バスケットに見せたくない物を収納することにより、美しさを保つことが出来ます。大きなシェルフですから本の他にも、リネン類なども収納出来ます。オーガニックのブランケットや、麻のシーツなど。色彩を考えながら並べます。
デスクの左は、ペグをはわせ、ハンギングシェルフを吊るしました。同じチェリー材で、本のサイズなども確認した上で作りました。主人は、アンティークのカメラやミニチュアカーなどを飾っている様です。
私の父が若かりし頃、お給料の何倍も出して買ったという、形見に譲り受けたドイツ製のカメラも映えています。横から見ても美しいハンギングシェルフは、卓上に置いて使うことも出来ます。椅子は上下に調整の効く、シェカーのリボルビングチェアを。そして、アイアンのテーブルランプを置いて、シックな書斎が出来上がりました。



多くのファンを持つアンティークショップ 「マチルド・イン・ザ・ギャレット」オーナー。スタイリストを経て、結婚、渡英、そして帰国後にショップオープン、と次々に夢を実現。2008年秋に新ブランド「フランキンセンス」を立ち上げる。一人娘の酒井景都さんは、モデルやMade in COLKINIKHAのデザイナーとして活躍中。




