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バスルームの主役は、猫足のバスタブです。以前住んでいたヴィクトリアンの家では、猫足のバスタブに憧れて、バスルームの大改装をしたほど私はこのバスタブがお気に入りです。(以前の家では壁を壊さなくてはこのバスタブが入らなかったので、壁を1メートル分壊して広げ、バスタブを入れました。)
イギリス製のチェック&スピーク社のこのバスタブは、ビクトリア時代から同じデザインで作りつづけられている現行品です。今現在生産されているかは定かではありませんが、私は今から約17年前に新品で求めました。以前の家で毎日使っていましたので、さすがに外側のペンキは剥がれていましたが、内側のホーローは傷んでいませんでしたので、フランキンセンス+ハウスへも持って行くことを決めました。
しかし、これだけ大きいものは、なかなか運んでくれるところがありません。引っ越し屋さんに相談し、ピアノなど重い物を専門に運ぶ業者さんを紹介して貰いました。傷んでいた外側の塗装は、床のタイルの色に調和させ、下側に重量感を持たせたいということもあり チョコレート色を選び塗装して貰いました。バスルームの床材は、玄関と同じアシジ色のイタリア製タイルを敷き詰めました。バスルームは滑りやすいので、タイルを敷く場合は滑りにくいものという規制があります。運良くバスルームにも使用可能な好みのタイルに出会えたことは、幸いでした。
壁面のタイルはTOTOの白いタイルです。白と言いましても、ほんの少しアイボリーがかった白を選びました。使い込んだバスタブのホーローの白い色と調和させるためです。バスタブの側面の中心には、10センチ角のタイル4個分の高さ、3個分の幅、1個分の奥行きでニッチという箱形の穴を開けて貰いました。その中心には、チャーチのキャンドルホルダーと、何種類ものエッシェンシャルオイルを。私にとって一日の疲れを癒すバスタイムはとても大切な時間です。
照明は消してキャンドルに火を灯し、チャーチの屋根とバスタブにその日の気分や体調でエッシェンシャルオイルを選び、数滴垂らします。優しい香りに包まれて至福のときを楽しみます。癒しの中で今日のこの日を感謝のうちに終えるのです。



多くのファンを持つアンティークショップ 「マチルド・イン・ザ・ギャレット」オーナー。スタイリストを経て、結婚、渡英、そして帰国後にショップオープン、と次々に夢を実現。2008年秋に新ブランド「フランキンセンス」を立ち上げる。一人娘の酒井景都さんは、モデルやMade in COLKINIKHAのデザイナーとして活躍中。




