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トイレに続く引き戸も濃いアイボリーにペイントし、部屋に統一感を持たせました。その脇には、2階へと続く階段があり、階段下には斜めの隙間がありました。図面を書く際、この斜めのスペースをどのように有効利用しようかと悩みました。トイレを持ってこようかとも思いましたが、トイレは倉庫で仕事をするスタッフともシェア出来る構造にしなくてはなりません。この様に色々と考える作業は、すぐには上手く行きません。あちらが上手く行けばこちらは上手く行かない、の繰り返しです。まるで、パズルゲームをしている様な感覚に苛まれることもしばしば。
考えた末、ドレッサーコーナーに。上段には、鏡のボックスを置き、その隣には木製マルチボックスにティッシュを入れて。籐のペンスタンドには、ブラシ類を入れ、籐のダストバスケットも置きました。下の奥には気密性の高い、プラスティックの収納ボックスを入れ込み、くまなくスペースを利用しました。そしてその脇にはアイロン台を収納するスペースも確保しました。洗濯後すぐにアイロンもその場所でかけることが出来ます。ソーイング用のシェーカーボックスもこのコーナーに。
そして、その脇にはバスケットドロワーが大活躍!インドネシアで手作りしたこのバスケットは、すべてにクロスデザインを施してあります。このクロスに、ハンドルを通すとハンドルバスケットとしても使えるという優れものです。ドロワーではこのクロス部分に指を引っかけて引き出しとして使えるのです。対面で洗い乾かした洗濯物はすぐにこのバスケット内に片付けられるのです。ランドリーバスケットとしても、色物、中間色、白もの、と分別して使っています。ドレッサー周りのストックたちは、蓋付きバスケットに。本当に幾用にも変化する機能的で優れたバスケット、そして無駄のない配置!自画自賛でお恥ずかしいのですが、私はこんな小さなことに感動と喜びを覚えながら日々過ごしているのです。
朝は決まって、この場所で洗濯機を回しながら支度をしています。ペグに掛けた洗濯板も飾りではありません(何とTOTOの洗面台にセットされていた実用品なのです)。ささっと部分汚れを落とし、洗濯機に入れるのです。
家事もシャンプーもアロマを楽しみながら、視覚臭覚で生活そのものを楽しんでいるのです。



多くのファンを持つアンティークショップ 「マチルド・イン・ザ・ギャレット」オーナー。スタイリストを経て、結婚、渡英、そして帰国後にショップオープン、と次々に夢を実現。2008年秋に新ブランド「フランキンセンス」を立ち上げる。一人娘の酒井景都さんは、モデルやMade in COLKINIKHAのデザイナーとして活躍中。




