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トイレという個室は小さなスペースですが、寛げるお洒落なスペースにと思いを巡らせました。倉庫側のドアには教会で譲り受けた聖歌隊室のドアをはめて、オリジナルカラーを生かしオイルでケアを。鍵はオリジナルの真鍮のものがそのまま使えます。キーホルダーには『聖歌隊室』との記入があり微笑ましく思えます。対面のユーティリティからの引き戸もこのドアに合わせて、茶色の塗装を施しました。正方形の小さな窓の木枠と、小さな棚も同色に。小さな棚はちょっとしたギャラリースペースに。十字架を中心にしてエッシェンシャルオイルや石鹸も収納を兼ねて飾ります。分電盤は目立たない場所にと、トイレを選んだのですが、カーテンで隠し、その下の棚にはペーパーなどを収納。便器は木製の便座と蓋がお洒落なものをTOTOで選びました。
便器の隣にも差し込みプラグを付け、コンセントライトで香りを楽しめるように。トイレットペーパーは、チェリー材のペグシェルフを取り付け、そこに木製マルチキャニスターをぶら下げます。そのキャニスターは、トイレットペーパーを1個半入れることが出来、ペーパーのカットは蓋がしてくれるというもの。何度も試行錯誤して作った実用と美しさを兼ね備えた優れものなのです。
正面の手洗いは、スタッフのお掃除用バケツが入るように、バスルームより一回り小さな洗面台を置きました。蛇口は真鍮製のアンティークな雰囲気のものを。蛇口も数々のショールームに出向き、水はねの少ないデザイン性に優れたものをと探しあてたものです。
その洗面台の上には、ペグレールにペグを3つ。中心には、Lサイズのハンギングミラー、左のマルチキャニスターはサニタリーボックスとして、右のペグにはナチュラルカラーのハンドタオルをぶら下げます。
蓋付きのゴミ箱もこだわって探しました。なかなか素敵な色でシンプルなものが無く、ベルギー製のブラバンシアにベージュ色のペダルビンを見つけることが出来ました。
全てのスイッチプレートは、木製のものに統一しました。ブラインドも同様に、チェリーに合わせた茶色です。こうしたことにより、ウッディでシックな小さなトイレスペースが出来上がりました。



多くのファンを持つアンティークショップ 「マチルド・イン・ザ・ギャレット」オーナー。スタイリストを経て、結婚、渡英、そして帰国後にショップオープン、と次々に夢を実現。2008年秋に新ブランド「フランキンセンス」を立ち上げる。一人娘の酒井景都さんは、モデルやMade in COLKINIKHAのデザイナーとして活躍中。




